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摩耗している看護師 |
私、看護師特有の人間関係に疲れちゃいました。
今後は、自由に働けるフリーランスのエンジニアとして働きたい!まずは、経験を積むためにエンジニア転職したいんだ。
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看護師になるには、看護師資格がないとできないけど、エンジニアも資格は必要なの?
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転職コンサルタント |
結論から言うと、資格がなくてもエンジニアになることは可能ですよ。
むしろ、ポートフォリオの質のほうが重要ですね。
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ただ、会社によっては、資格があると給料が上がるケースもあるから取っておいて損は無いですよ。
採用担当にとって、重要視していることは「あなたになにができるのか?」です。
特に、医療系のシステムエンジニアを目指すのであれば、看護師の業務経験を生かせる(特に、上流工程の中にある要求仕様の作成の部分)ため大きな武器になります。
なぜなら、プログラミング知識よりも重要になるのが制作対象のシステムの業務知識だからです。
転職活動時は、ポートフォリオを制作しつつ、「これができる!」ことを積極的にアピールしていきます。
そもそもエンジニア転職に資格は必要なの?
ITエンジニアの場合は、看護師と違って、免許が無くてもエンジニアになることができます。
もしも、なんらかの原因で免許が剥奪されても、エンジニア資格がなくなるわけではないので(そもそもエンジニアになるための資格が存在しない)、エンジニアという職業を続けることができます。
エンジニアになるための必要な知識は、あなたがやりたい分野(WEBシステム、ゲーム開発など)によって決まります。
詳しくは「エンジニア採用担当のアドバイス」のところで詳細に解説します。
自己アピールで効果を発揮する資格とは?
エンジニア職は、看護師のように免許が無くても、転職することが可能です。
情報処理の資格を取るよりも、自分でポートフォリオ(制作物)をつくり、
「これができる!」ことを積極的に面接官にアピールしていきます。
そのうえで、面接の時にあると強い資格(資格がなくてもポートフォリオがあれば十分に戦えます)を紹介します。
Javaの資格
Javaは、プログラミング言語の中の一つです。
Javaの資格で有名なものとしてオラクル社(オラクルは、ここではエンジニア業界ではかなり有名な会社という認識で良いです)が開催している「Oracle Certified Java Programmer 」です。
レベルとしては、プログラミングのコードがかけるレベルの「Bronze」で十分です。
Javaの用途は広く、Androidアプリ、Webシステム、金融システムなど様々場所でつかわれています。
「Oracle Certified Java Programmer, Bronze 」の資格を取ることで、Javaで基礎程度のコードがかけることを証明できます。
Javaの資格を通して学んだことは、他のプログラミング言語に流用できるため、面接官に「Javaはもちろんのこと、他のプログラミング言語にも応用できます」とアピールできる。
DB(データベース)の資格
データベースの分野で、比較的、取得が簡単な資格は、「ORACLE MASTER Bronze DBA」です。
「データベース」とは、データを効率的に格納する技術のこと。
WEBシステムでは必ずといってよいほど使われるため、データベースの技術の習得が必要になります。
データベースの操作には、SQLと呼ばれるの言語の理解が必要になるため、面接ではDBの基本ができることをアピールできます。
ただし、受験料が26,600円(税抜き)するため、比較的高い料金になっています。
LPIC
サーバーなどでよく使われるLinuxOSの資格です。
Linuxとは、サーバーなどで使われるOSです。
OSとは、オペレーションシステムの略で、WindowsやMacもOSに該当します。
この資格があると、Linuxの操作ができることを証明できます。
Linux OSは、インターネットサーバーの50%以上で使われているため、WEB系のエンジニアに進むのであれば必須のスキルです。
LPICは数万円する高価な資格のため、必須ではありません。
Linuxの知識は、もしサーバーで何かしらの問題が起きたときに、自分で調査できるようになります。
エンジニア業務が本格的に始まる前に取得しておきたいスキルです。
情報処理の国家試験
ITパスポート、基本情報、応用情報など、国家資格としての情報処理資格があります。
こちらは、プログラミング知識はもちろんのこと、DBの知識も必要になるなど、コンピューター全般の知識が問われます。
国家試験のため受験料は、5000円台からなので比較的安い費用で資格の取得が可能です。
これらの資格を取得すると、会社によっては給料アップするケースが有るため、取得しておいて損はないです。
エンジニア採用担当からのアドバイス
筆者は、WEB系システム(過去にゲームアプリの開発経験あり)のエンジニアです。
さらに、人手不足の時は採用担当も行っています。
採用担当の視点から、以下、解説していきます。
看護師としての業務経験がそもそもの強み
看護師の経験が3年以上あると、未経験からのエンジニア転職であっても大きな武器になります。
特に、電子カルテなどの医療システムならば、仕様作成(どんなシステムを作るか、どんな機能を作るか決めること)する際に医療従事者としての視点が十分に発揮できます。なぜなら、上流工程(システムを作る計画や設計する役割)ほど業務知識が必要になるからです。その結果、看護師からエンジニアへの転職が比較的し易いといえます。
私の知り合いのシステム会社にも、先日、元看護師の方が入社されたようです。
入社後は、看護師の視点で仕様作成のサポートなどしているようです。
そもそもの目的は転職!転職先で必要な知識を学ぼう
資格をとる目的が転職であるならば、資格取得は必ずしも必須ではありません。
面接の時に、アピールできる程度と考えて良いです。
それよりも重要なことは、業務で必要な知識を一通り学ぶことです。
まずはやりたいことを決めよう
転職する際に重要なことは、やりたい分野を決めることです。分野とは、WEB系システム開発、ゲームアプリ開発、AIアプリ開発、組み込みアプリ開発などです。
業務で必要な知識は、やりたい分野で変わってきます。
今回は、WEBシステム開発、ゲーム開発の例で解説します。
WEBシステム開発
WEBシステム開発ならば、最低限以下のスキルが必要です。
- 最低1つ以上のプログラミング言語(Java,PHP,Python,Rubyなど)で開発ができる
- データベース(DB)を操作するためのSQLを使えること
- AWS( Amazon Web Servicesの略)などで、Linxu OSでサーバーの操作ができること。
プログラマならばプログラミング言語でコード(機械に命令をするもの)を書ければ良いというわけではありません。
DBからデータを取り出したり、サーバーで動かせるように設定するなど、必要な知識が多岐にわたります。
転職したら、それらの知識が必要になるため、勉強が必要になります。
どのように知識をつけたら良いかについては、「どのように知識をつけたら良いの」のところで解説します。
一通り知識をつけたら、知識を総動員してポートフォリオとしてWEBサイトを作って活動します。
一言で言うと、自分の実力を表現するものです。
デザイナーであれば、過去に作ったイラストなどの作品。
WEB系ならば自分で制作したWEBシステムです。
ゲーム関係ならば個人アプリです。
面接官が、未経験のエンジニアを採用するとき「なにができるの?」が気になる点です。
未経験でエンジニア転職をするときは、自分でポートフォリオを作って、「なにができるのか」アピールしていきます。
ゲーム開発(スマホのアプリ)
ゲーム開発であれば以下のスキルが必要です。
- Unityなどのゲームエンジン(ゲームづくりを楽にしてくれるもの)を扱える
- 最低1つ以上のプログラミング言語(C++ができると尚良い)
- ゲームで遊ぶのが好きであること
※ゲームのサーバー側の開発をする場合は、「WEBシステム開発」の知識が必要です。
ゲーム開発といえば、C言語などの難しいプログラミング言語を使って開発するイメージがありますが、ここ最近は、Unityなどのゲームエンジンを使ったの開発がほとんどです。
ゲームエンジンを使えば、ボタンひとつ(厳密には、ゲームを作成済みであること)でiPhone,Android,プレイステーションなど、複数のプラットフォームに出力することができます。そのため、ゲーム開発ではゲームエンジンが使われることが多いのです。
初めてゲームエンジンを使うのであれば、個人的に、Unityの方が初心者に扱いやすいです。
転職の際は、実際に自分でゲームアプリを作って転職活動をします。
最近は、看護課程シミュレーションアプリ「ほすぴぃ」がリリースされました。
このアプリは、医療従事者が監修しています。
今後もこのようなゲームも出てくると予想されるので、看護師の経験を生かすことが可能です。
参考記事:
どのようにエンジニアの知識をつけたら良いの❓
転職の王道はプログラミングスクールに行くこと
プログラミングスクールは、転職の王道といえます。
特に未経験の転職の場合は、プログラミングスクールで学んで、スクールが提携する転職エージェントに転職サポートをして頂くと、転職の成功率がぐっと上がります。
また転職に必要な学習範囲が限定されるため、短い時間で転職に必要な知識を得ることができます。
プログラミングスクールに通うメリット
プログラミングスクールに通うメリットは、以下のとおりです
- カリキュラムが決められるため、「なにを学んだら良いか」という迷いが無い。
- 高いお金を払って来ていることから、生徒がやる気に満ちていることが多くモチベーションの維持がしやすい
- メンターにいつでも質問できる(訓練校だと順番待ちがある)
- スクールが開催している説明会や無料カウンセリングでなにをすべきか分かる
- オンラインで学べる。
プログラミングスクールに通うデメリット
一方、デメリットは以下のとおりです
- 数十万円単位(例:テックキャンプの転職保証のコースだと60万円代)の授業料がかかる
- 就職、転職できないとお金が無駄になる(学んだスキルを自分のためにつかうという発想になればメリットに変わる)
おすすめのプログラミングスクール2選
筆者のおすすめなプログラミングスクールを2件ほど紹介します。
■テックキャンプの特徴
- オンライン学習と教室に通って勉強できる
- 挫折を防ぐことに注力しているので、モチベーションの維持がしやすい。
- 教養コースの場合、1ヶ月単位の月謝制の講座があり(入会金+1ヶ月ごとの月謝)、比較的安く受講できる
- メンターが伴奏するので挫折しづらい環境である
- エンジニア転職(転職保証付き)で学ぶのに年齢制限がない(他のスクールだと30歳未満という制限がある)
- エンジニア転職コースは最低60万円代と高額だが、その分、転職に必要な知識をまとめて学べる
関連記事
受講終了後に転職が決まらなかったときに、受講料を全額返金する返金保証のことです。
■テックアカデミー
- PHP,Java,Pythonなど気になるプログラミング言語を学ぶことができる。
- Unityを使ったゲーム開発の講座もある
- プログラミング未経験・初心者でも12週間で転職を目指す転職保証(32歳未満まで)コースが有る
- すべてオンラインで完結する
- メンターが伴奏してくれるので挫折しづらい環境で
独学で学ぶ
udemyの動画コンテンツで学ぶ
プログラミング学習ならば、Udemyという1000円から学べるサイトがオススメです。
プログラミングに関する講座は、たくさんあるため、自分のレベルに合わせて受講可能です。
メリット
- セールを利用すると1000円くらいで講座を買うことができる
- 一度購入した講座の動画は、Udemyが無くならない限りずっと見ることができる
- 分からないことがあったら講師に質問できる
デメリット
- プログラミングスクールのように伴走してくれるメンターがいないのでモチベーションの維持が大変
- 学習期間が存在しないため、一度サボると、ずっとサボったままになる可能性がある
- 講座の講師によって、質問しても24時間以内に返信が来ないケースがある。
- プログラミングスクールのようにポートフォリオ制作のサポートがないため、自分よがりなポートフォリオになりやすい。
- 転職エージェントで未経験者ということで門前払いになることが多い。
エンジニアになるメリット(デメリット)
夜勤が無い
エンジニアの仕事は、基本的に夜勤がありません。
基本的に、平日8時間労働と月45時間以内の残業になります。
よって、昼夜逆転により体調を崩すことが少ないです。
ただし、納期前は残業が多くなりがちです。
場合によっては深夜残業があるケースもありますが、法律により月45時間以上の残業が認められなくなったため、働きやすくなっていると言えます。
一昔は、残業だけで100時間を超えることもあり、体調を崩すことが多かったのです。
ノマドワーカーとして独立できる(人間関係の悩みが軽減)
- 会社に所属しないノマドワーカーとして個人で働ける
- 家から出なくても働くことができる
- だから人間関係から逃れることができる
- ノマドワーカーということは、個人事業主になるため自分で営業して案件を取りに行く必要がある。
まとめ
以上のことをまとめます。
- IT系の資格は、必ずしも必要ではありません。
- 転職活動は、資格よりも、自分でポートフォリオを「これができます!」と積極的にアピールすること
- 前職の経験を活かすと、転職に成功しやすい
- 1人では挫折し易い人は、プログラミングスクールがオススメ
エンジニアは、市場では不足していると言えます。
本気でエンジニアになりたいとしたら今がチャンスです!