システムエンジニア(SE)は、終電まで仕事をしていたり、休日出勤などで休む時間がなかなかないのが現状です。
そのような働き方を続けていると、集中力切れてが、仕事が進まなかったり、ケアレスミスが多くなります。その結果、不具合だらけのシステムの出来上がりです。
また、SEとなれば、基本仕様書や基本設計書などのドキュメントを書く機会が多くなってきます。疲れていると、何を書いたら良いか思いつかなかったり、どんな機能が必要なのかわからなくなることがあります。
このような状況に陥ったら、マインドマップを使って頭の中を整理することをオススメします。
マインドマップをつかうとどんな効果があるの?
仕様を作成するとき、マインドマップをつかうと以下のようなメリットがあります。
- アイディアが出やすい
- 頭の中がゴミ屋敷状態でも思考を整理しやすくなる
- 影響範囲に気づきやすくなる
アイディアが出やすい
物事の中心となるキーワードを中心において、放射線上にキーワードを広げていきます。記憶を頼りに関連するものを出していくのですが、出していく課程で新たなアイディが生まれやすくなります。アイディアが新たなアイディアを呼び、新しいアイディアがさらに新しいアイディアを呼びだすのです。
その結果、たくさんのアイディアが生まれていることに気づくでしょう。
エクセルでもアイディア出しは、できるのですが、アイディアとアイディアの関係が、どのようになっているのかイメージがつきにくく、アイディア出しには向いていないと言えます。
頭の中がゴミ屋敷状態でも思考を整理しやすくなる
疲れているとき、仕事が多いとき、何から手をつけて良いかわからなくなります。このとき、頭の中はゴミ屋敷のように、処理ができない状態になっています。
そんなときもマインドマップを使い、頭の中に思い描いているものを書き出していきます。思い描いているものをすべて出し切ったら、似たようなものをまとめていきます。まとめていく課程で思考が整理されていきます。
影響範囲に気付きやすくなる
WordやExcelなどで仕様書などの文章を書いていると、機能同士の影響範囲がわからなくなってきます。SEは、疲れた状態で仕事することが多く、より影響範囲を意識できずに仕事を進めることになります。その結果、影響範囲を意識できずに、不具合を呼ぶ仕様書が作成されてしまいます。
マインドマップは、機能同士の影響範囲を意識しやすくなるため、より質の高い仕様を作成することに期待が持てます。
そもそもマインドマップとは
wikipediaでは、マインドマップは以下のように説明されています。
マインドマップはトニー・ブザン(Tony Buzan)が提唱した思考・発想法の一つ。頭の中で起こっていることを目に見えるようにした思考ツールのこと。
「マインドマップ」という呼称は、英国ThinkBuzan社が商標登録を管理している。
つまり、アイディアを見つけたり、考えを整理したりするのに特化したツールといえます。
マインドマップツールはXMindがおすすめです
マインドマップツールは、いろいろありますが、その中でもおすすめはXMindです。
その理由は、以下のとおりです。
- 無料で使える。
- 作成したマインドマップは、無料でJPEGやPNG形式の画像に出力できます。
- かゆいところに手が届く
無料で使える
無料でマインドマップの作成が、自由にできます。
さらに、作成したマインドマップは、JPEGやPNG形式の画像に出力できるため、WordやExcelの添付ファイルにしたりできます。
マインドマップを作成して画像に出すだけならば、無料でもおすすめです。
かゆいところに手が届く
リターンキーやTABキーで項目を追加できるため、すらすら、ストレス無く書くことができます。
テキストからのコピーでも簡単に項目を追加できます。
項目の追加の仕方
(1)中心となる項目を作成
中心となる項目を1つ作成します。
(2)テキストエディタでテキスト作成
テキストエディタを開き、追加したい項目のテキストを入力します。
入力後、マウスで該当箇所を選択してクリップボードにコピーします。
(3)項目追加
(1)で作成作成した項目を選択して、ペーストします。
その結果、項目を追加できます。
XMindのダウンロードの仕方を書く
XMindは、以下のURLからダウンロードできます。
XMindは、Windows,Mac,Linux版がありますので、環境にあったものをダウンロードしインストールしていください。
まとめ
いかがでしょうか?マインドマップを使えば、思考の整理が圧倒的に早くなります。
私の場合は、思考の速度が約2~3倍ほどになったと実感しています。
いい案が思いつかない、頭の中が整理できずに仕事が進まない。
そのようなことが起きていたら、一度、マインドマップを使って考えてみてはいかがでしょうか?