【書評】「誰も教えてくれない 計画するスキル」という本を読んだ感想 | By 計画通りに終わらないエンジニアより

私は、Unityを使ってAndroid,IOSアプリを開発するエンジニアです。

先日、Unity版のAdmobを導入する作業をしていたのですが、作業見積もりがあまく3日で終わる予定が、なんと2週間以上もかかってしまったのです。

なぜ、3,4倍も時間が膨れあがったかというと、想定外の作業が発生したためです。

こんなことは、日常茶飯事です。仕事を始めてから10年以上経ちますが、今だに計画通りに、ソフト開発の仕事が終わったことがない。

「俺ってセンスない?」

そんなときに「誰も教えてくれない 計画するスキル」という本に出会ったのです。

この本を読むとまずは、「悩んでいるのは俺だけじゃなかった!」と安心します。

今回は、「誰も教えてくれない 計画するスキル」について思ったことを書きたいと思います。




そもそも計画通りに進む方が珍しい

私は、AIジョブカレというAI技術専門のITスクール(プログラミングスクール)に通っています。ジョブカレの講師もこんな話をしていました。

ジョブカレの講師のお話

現在、AI関連のプロジェクトに関わっている。

3ヶ月で終わる予定のプロジェクトが1年以上もかかってしまった。

想定しているよりも、やることがたくさん出てきて、予定通りに終わらなかったんだ。

この話を聞いたとき、

「なんだ、見積もりを外すのは俺だけじゃなかったんだ~。しかも数ヶ月単位で!」

と思い、安心したものです。

「誰も教えてくれない 計画するスキル」とは、こんな本です

作者の芝本秀徳さんについて

著者の芝本秀徳さんは、元々ソフトウェア開発のエンジニアです。

現在は、コンサル業に携わっているようです。

「計画するスキル」は、著者が開発者ということもあり、ソフトウェアの開発者視点で書いてあります。

ソフトウェア開発(アプリ開発)で以下のことで悩んでいたら、解決するかもしれないので一度手に取ってみることをオススメします。

・抜け漏れが多発する

・残業だらけ

・無茶な計画を立ててしまい苦しんでいる

計画の7ステップについて

「計画するスキル」は、以下の7つのステップについて書いてあります。

計画の7つのステップ:

  1. 要求理解
  2. プロジェクトの定義
  3. 成果物の定義
  4. マイルストーンの定義
  5. プロセス設計
  6. スケジュール化
  7. タスク分解

実際に読んでみた感想については、後述します。

図や表が多めに書いてある

プロジェクト管理系の本は、文字がぎっしり書いてあって、内容を理解しづらいことがほとんどです。

しかし、「計画するスキル」は図や表が多く、わかりやすい内容でした。

本の感想

悩んでいるのは自分だけでないと安心する

この本を読んで一番最初に思った感想は、「悩んでいるのは俺だけじゃなかった」という安心でした。

本にも書いてありますが、私も以下について何度も躓いた箇所であるので、本の内容が参考になったといえます。

躓いたところ:

・計画を立てたが実は、無理っぽい(納期に間に合わない)ことがわかる

・細かいだけで実行イメージがない

・あとから、これもやらなければが出てくる

・必ずと言って良いほど抜け漏れが出てくる

計画にはそもそも不確実姓があることがわかる

本を読んで、計画(仕事)には、そもそも目に見えない「不確実性(やってみないとわからないこと)」があることがわかりました。

不確実性がまさに、計画が遅れる大きな原因であることが分かっただけでも大きな収穫といえました。

不確実性の対処方法が役に立ちました。

対処方法

こちらの対処方法はメモ程度です。

詳しく知りたい方は、本で解説してくれているので、そちらで確認してください!

(1)徐々に不確実性を小さくする

要件、作業について段階的に詳細にしていく。

②不確実性を小さくする

プロセスの整備

③衝撃に備える

バッファを設ける。

私の場合は、自分が想定した時間より1.5倍するけど、まだそれでもバッファが足りないようです。

そもそも詳細に計画を立てても意味がない

これも、いままで失敗したことでありました。

どんなに細かく計画立てても結局は、使わなかったり、抜け漏れが出たりと役に立たなかったことが多かったです。

著者は以下のように解説しています

(1)大まかに計画を立てる

(2)マイルストーン(中間ゴール)を決める

(3)次のマイルストーンまでの詳細な計画やタスクを出す

計画は守るものでなく使うもの

計画を守るとは、タスクが3日遅れになったとき、3日分を取り戻そうと、残業などでカバーする考え。

計画を使うとは、ゴールに向かうためのルートを決めておくこと。現在、ルートから外れているかどうか現状を把握したりするのに使うもの。

タスクが3日遅れになったケースで考えると、取り戻そうとするのではなく、現在の位置からゴール(納期)までどのようなルートを選ぶかというものです。

これまで、「取り戻す」という考えばかりだったことを思い出します。

デスマーチの本当の意味がわかった。

私は、これまでデスマーチの意味を夜遅くまで仕事している状態のことを指すと思っていた。

しかし本の中では、以下のように言っています。

プロジェクトのコントロールを失い終わりがない状態を言う。

徹夜をしていても終わりが見えていれば、デスマーチとは言わない。

まとめ

以上、「計画するスキル」を読んだ感想でした。

「計画するスキル」という本は、計画が立てられない、計画通りに進まないと悩んでいる人にオススメといえます。

特に、「不確実」なことで計画が狂ってしまうケースには・・・・

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