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Clusterをもし辞めることになったら、何が残るのか?

  • 2024年12月1日
  • 2024年12月2日
  • cluster
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この記事は、「Cluster #2 Advent Calendar 2024」の3日目(12月3日)の記事です!

1. はじめに

筆者は、ゲーム運営事業でゲーム開発エンジニアの経験があります。そこでサービス終了を目の当たりにしてきました。デジタルサービスには必ず終わりが来る

この事実は、現在のClusterでの活動を振り返るきっかけとなりました。

「サービスが終了したとき、果たして何が残るのだろう?」

かつてのゲーム開発時代に抱いたこの問いが、今、Clusterのワールドクリエイターとして活動する中で、再び浮かび上がってきました。この経験を通じて得たものを、しっかりと見つめ直してみたいと思います。

2. 実体験とクリエイション

デジタルサービスは終わりを迎えても、その過程で得た実体験は消えることはありません。Cluster上でのワールド制作を通じて、この「実体験の価値」を改めて実感することができました。

例えば、実際の滝行を体験した後、その経験を基に「滝行ワールド2」を制作しました。この時、コンセプトが明確だったため、制作過程での迷いが少なく、スムーズに作業を進めることができました。通常なら「これを入れるべきか」「この要素は必要か」と悩むところも、実体験があることで自然と判断ができたのです。

この経験から、アイデアを生み出す上で実体験がいかに重要かを学びました。これは単にワールド制作だけでなく、様々な仕事の場面でも活かせる学びです。

3. 実体験から得た気づき

ゲーム開発の時代から、実際に体験することの重要性は認識していましたが、Clusterでの活動を通じて、その理解がさらに深まりました。

特に印象的だったのは、坐禅体験です。「何も考えない」という実践を通じて、それまで感じていた「面倒だな」という感情が不思議と消えていきました。実際にやってみることで得られる学びや変化は、想像以上に大きかったのです。

筆者
それでも、面倒なことは面倒と感じることはありますが(笑)

この経験は、Cluster以外の場面でも大きな価値を持っています。何かを始める前の躊躇は、実際に体験してみることで解消されることが多いと気づきました。

4. 身についたビジネススキル

Clusterでの活動を通じて、予想以上のビジネススキル(大げさ?)が身についていました。

例えば、ハロクラ(短時間の発表の場)での経験です。30秒という限られた時間で自分の作品や考えを伝える練習を重ねることで、要点を簡潔にまとめるスキルが自然と身についていったのです。

さらに、cluster公式のリアル勉強会(五反田)での発表経験により、リアルな場でのプレゼンテーション(LT)にも挑戦しました(実は、リアルにプレゼンすることはほぼ無し)。「あがりそうになっても、最低限話すべきことがわかっている」という安心感は、オンラインでの発表経験があってこそ得られたものです。

5. 築いた人とのつながり

活動を通じて、表現力豊かなクリエイターたちと対等に話せるようになりました。以前は後ろから見ているだけだった存在が、今では一緒に話し合える仲間になっています。

イベンターの方々との交流も貴重でした。自分が知らないことでも、相手が知っているケースが多々あり、そこから学べることが数多くありました。このような関係性は、プラットフォームを離れても続く財産となっています。

6. 制作スキル

技術面では、Unity、(少々の)Blenderなどのスキルを習得しました。これらは一見、限定的なスキルに思えるかもしれませんが、実際には様々な可能性を秘めています。

例えば:

  • ゲーム開発での活用
  • ブログ用の3D素材作成
  • 3Dスキャン技術の他分野での応用(Cluster実家ワールドで教えてくれた方ありがとうです!)

など、活用の場は意外に広いのです。

7. 自己理解の深化

活動を通じて、自分のモチベーションの仕組みについても理解が深まりました。

  • 大体、目標がないと途中でやめてしまう
  • 必要性を感じないと、なかなか動き出せない
  • しかし、必要性があり、それしか実現方法がない場合は、自然と行動できる

このような自己理解は、今後の活動でも重要な指針となるでしょう。

8. 今後に活かせること

これらの経験は、新しい挑戦の際にも大きな力となります。

  • 実体験に基づくクリエイティブ活動の展開
  • 要点をまとめる
  • プレゼンテーションスキルの活用
  • 人とのつながりを活かした情報交換や協力

9. おわりに

ゲーム運営事業での経験が教えてくれたように、どんなデジタルサービスにも終わりは来ます。しかし、その過程で得られる経験や気づき、人とのつながりは、プラットフォームが終わっても確実に残り続けます。

Clusterでの活動を通じて得た技術的なスキル、人と話す能力、そして実体験に基づく創造力。これらは、次のステージでの成長を支える確かな基盤となることでしょう。

サービスには終わりがあるかもしれません。しかし、そこで得た経験は、何かしらの役に立つのです。