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NDA?業務委託契約?引き合い?そんなことを知らないで外注とのやり取りをしたら痛い目を見たアプリ開発

私は、アプリ開発(Unity、ios、android)のエンジニアです。

マネージャーでも、ディレクターでもない。ただの平のエンジニアです。

 

アプリ開発業務を手伝ってほしいことから外注を使うことになりました。私は、外注の面接まで同席したが、なぜか契約周りの仕事をスル羽目になりました。本来、契約周りは、ディレクター、もしくは営業がやることになっているはずだが・・・。

 

契約のことを全く知らなかったので、さっそく、たくさんの失敗をしてしまいました。

この記事では、「やらかしたこと」を前半に書いて、後半は契約周りの話しをします。

 

やらかしたこと

以下の2つは、本来はやっては行けない失敗です。次は気をつけないと行けないですね。

あと、相手のペースに飲まれないようにする必要があります。

 

失敗その1

引き合いのとき、発注候補に見積もるための資料がほしいと言われた。私は何も考えず、NDA(秘密保持契約)を結ぶ前に、本来は社外に出しては行けない資料を渡してしまった。その結果、発注候補の会社にNDAについて心配された。上司からは、こっぴどく怒られた。

 

 

失敗その2

発注候補の会社役員に契約を結んでいないのにまるで仕事を依頼するかのような話し口調で話した。その結果、発注する前提で話しが進んでしまい、引き返せない状態を作り出してしまった。幸い、候補の会社の技術者がものすごいスペックだったため、発注する方針になったが・・・。

 

 

外注の全体的なフロー

外注依頼時のフローを解説します。

 

 

  • 引き合い
  • 業務委託契約
  • 納品
  • 検収
  • お支払い

 

 

引き合い

まずは、どこにアプリ開発を依頼するか選びます。

 

依頼する会社を選ぶ際に、資料を請求したり、見積もりをお願いしたります。

アプリ開発での「引き合い」の意味は、条件(開発費、お仕事を依頼できる時期)の問い合わせなどで使われます。

 

 

■NAD(秘密保持契約)

見積もりを依頼する際、発注元の開発案件の資料を送ることがあります。

資料には、「秘密は守ってくれよ。秘密が漏れたらやばいからさ・・・」と外部に漏らしたくないものがあり、引き合いの段階でNDA(秘密保持契約)を結ぶこともあります。

 

NDAは、発注元の会社によっては、(自社が不利になることを防ぐため)取引き先に提出する前に法務部もしくは顧問弁護士に内容を確認して頂く事もあります。そのフローは、会社によって違うので上司に確認した方が良いでしょう。

 

 

ちなみに私は、引き合いの段階で本来であれば秘密情報なのに、見積もりの資料に使って頂ければと思い相手先に資料を送ってしまい社内で大問題になってしまいました。相手先の会社も困っていたようでした。くれぐれも情報の扱いには気をつけましょう・・・。

 

 

秘密保持契約とは

秘密保持契約(ひみつほじけいやく、英語: Non-disclosure agreement、略称: NDA)とは、ある取引を行う際などに、法人間(または自然人との間)で締結する、営業秘密や個人情報など業務に関して知った秘密(すでに公開済みのものや独自にないし別ソースから入手されたものなどを除外することが多い。)を第三者(当該取引に関連する関連会社や弁護士、公認会計士などを除外することが多い。)に開示しない(行政庁や裁判所の要求する場合、その他法律上開示義務がある場合などが除外されることが多い。)とする契約。機密保持契約、守秘義務契約ともいう。

wikiペディアより

 

 

■その他の「引き合い」の意味

・事件、訴訟などで証人や参考人として法廷に出廷すること

・お見合いなどで仲を取り持つ仲人

・参考にするために例を引くこと

 

 

業務委託契約

業務委託契約とは、じつは民法に存在しません。実際は「請負契約」「派遣契約」のことを指します。実際は、さらにありますが、ここではアプリ開発に関係がある「請負契約」「派遣契約」について解説します。

 

請負契約

発注先に業務を完成させる契約です。不具合があったら修復して頂きます。

基本的には、代金の支払方法、納品物(ソースコード、実行ファイル、ドキュメントなど)、検収方法、瑕疵担保責任(不具合があったら修正してね)などを書類に書きます。

 

過去に体験した契約では、納期に遅れたら1日ごとに報酬が1万円ずつ減るというものも存在しました。

 

 

派遣契約

期間を指定して技術者を派遣して頂くための契約。

契約の際には、労働条件と就業条件を説明・明示する事になっています。

 

 

納品(納品)

納期に成果物を納品します。

 

 

検収

納品物は、依頼したとおりになっているか確認します。

もし依頼通りでなければ、修正依頼を出して直します。

 

お支払い

検収した結果、問題なければ報酬をお支払いします。

 

 

まとめ

 

契約については、知らないと痛い目をみます。

少しでもわからないときは、自分でやろうとしないで、できる人に依頼するのが正しいのでは?

そんなことを思いました。