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clusterのワールド制作において、ついにWeekly(ウイークリー)に取ることが出来たのでメモ

  • 2023年12月31日
  • 2024年1月4日
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12月5日に「滝行のすすめ2」を公開しました。

メタバースプラットフォーム cluster(クラスター)

滝に打たれながら祈願・座禅しませんか?「心しずめ」たい方にオススメです。「滝行のすすめ2」は、オーナーが実際に体験をした…

 

2023年12月15日(金)、ついに自分のワールド「滝行のすすめ2」がWeeklyに取り上げてもらうことができました。

上記は、weeklyで掲載された12/15時点のスクショ!

なぜ、取り上げてもらうことが出来たのか、再現性を持たせたいので、記事にまとめました!

これは、一例に過ぎないが「なぜ、いつも自分のワールドが取り上げてもらえないんだ!」と悶々している人に役立つと幸いです!

 

そもそもWeeklyってなんだ?【読み飛ばしOK!】

毎週金曜日になると、Weeklyと呼ばれる、すべてのワールド対象(と言っても、新しく作られたワールドが優先のようです)で、選抜戦みたいものがある。Weeklyに選ばれると、一週間、clusterのロビーに自分のワールドが掲載される。

さらに、cluster公式ページにも掲載されるので、人がたくさん訪れやすくなるのだ。

枠は8ワールドのみ。難易度としては、高校生野球に例えると、甲子園のベスト8くらいの難易度かな。

その結果、Weeklyに選ばれるのは、ものすごく大変なのだ。しかし、そこに選ばれると、(公式から?)クリエーターとしてやっと認められた感(あくまでも個人の主観)がある

Weeklyに選ばれることは、一つのモチベーションになっていることは間違えないだろう。

 

なぜWeeklyに選ばれるまでの質に上げることが出来たか?

筆者は、やっとの思いでWeeklyに選ばれました。なぜ、選ばれたのか、自分なりに考えたので掲載する。

これまで20個以上のワールドを作っていたようです。

先に進んでいる人に学んだ

滝行2ワールドが、完成に近づいた。

今まで作ってきたものと、さほど変わりがない。

と思っていたとき、夢天狗さんの神社が公開される。

メタバースプラットフォーム cluster(クラスター)

宮城県石巻市⁄五十鈴神社を再現したワールドになります! 神道系バーチャルアーティストの夢天狗が普段活動している舞台となり…

 

それをみたとき、「これだ!」と衝撃を受ける。

おいらも「こんな、質感が高いワールドを作りたい!」と思うようになる。

 

どうしたら夢天狗さんに匹敵するワールドを作れるのか?

仕事でお世話になっているデザイナーのリーダーが、こんな発言をした。

「一流を目指すなら、これはすごいと思った人の真似をしろ!自分の考えは、そこに入れない」

かといって、夢天狗に匹敵するような作品はそう簡単に見つからない。

そんなとき、「ゴーストオブツシマ」というゲームを知ることになった。

そこから「世界で売れているゲーム作品」を参考に作る方針にする。

参考にするなら、「有名クリエーターのワールド」もあるけど、その人達の多くはFFなどの作品に触発されているケースが多いため、

「世界で売れている作品」を目指した方が良いという考えになったのだ。

詳しくは、「「滝行のすすめ2」を作るうえで取り組んだこと」のところで述べます。

 

わからないことは教えていただくことが出来た

「滝行のすすめ2」を作るうえで技術的な問題にぶち当たる。

特に、テクスチャ作成、blenderは経験が乏しかったので、すぐに壁にぶち当たった。

そのなときに、x(旧ツイッター)でわからないところをつぶやいたら、フレンドさんが教えてくれたのだ。

その結果、すぐに解消して進めることが出来た。

 

クリエイターのフレンドがいること

ワールド作っていると、なぜか、クリエイターのフレンドができるようになります。

そこから、学んだりする。

フレンドと話していると、そこからノウハウを教えてくれることがあるので、知識が増える。

 

「滝行のすすめ2」を作るうえで取り組んだこと

「滝行のすすめ2」を作るうえで、いろいろ参考にしました。

また、これまでやったことがないことについても挑戦しました。

 

「世界で売れている」ゲーム作品を参考にする

「Weeklyを確実に取れる作品があるとしたら?」と考えたときに出た答えは「世界で最も売れているゲーム」。

ならば、「世界で最も売れているゲーム」を参考に作ればよいはずだ!

 

「滝行のすすめ2」は、自然が多いワールドなので、自然が多い「世界でうれているゲーム」がいい。

というわけで、「ゴーストオブツシマ」を参考にすることにした。

ゴーストオブツシマは、世界で超一流のクリエイターが集まって作ったもの!

描画が桁違いに綺麗で、惚れ惚れする。おいらもあんなふうに作れたいいなと思って、参考にしながら作るようになる。

 

主に参考にした部分

  • フィールドの作り方
  • 滝の作り方
  • 階段の作り方
  • 波の作り方

 

誰かに「真似したろう?」と言われる心配はない。少なくとも完全再現は、「ゴーストオブツシマ」については不可能だから。

「ゴーストオブツシマ」を真似ようとしても、技術再現がほぼ不可能なのだ。また、ものすごく細かく作られていることがわかる。

「ゴーストオブツシマ」には遠く及ばないものの、これまで以上に質が高いワールドが出来たと個人的に思っています。

 

コンセプトを明確にする(実際の滝行を体験する)

滝行のすすめ2は、実際に筆者が滝行を体験したうえで作成しています。

 

実際の滝行の流れ

  1. 護摩焚きをして願い事を護摩木に書いて護摩焚きをする
  2. 禊ぎのお祓いをする。お祓いのときに、塩、お酒を体に染み込ませてお清めをする
  3. 滝に向かって「九」の時に手で描いて「エィ!」と掛け声をかける
  4. 滝に向かって礼をする
  5. 入水して体を慣れさせる
  6. 滝に打たれる(五分くらい)、このとき、水の重さに圧倒される
  7. クタクタになって滝を出てくる

 

滝行体験をベースにしているので、コンセプトがものすごく明確になった。

その結果、コンテンツの取捨選択がしやすくなり、作りやすかったのだ。

作り途中にありがちな「これどうしようかな?」が殆どなかった。

その結果、スッキリしたものが出来たと思います。

 

面倒でも挑戦する

滝行のすすめ2は、すでにある素材を集めただけでは作ることが出来なかった。

ほら貝、お地蔵などは自分で作る必要があった。

 

筆者は、プロゲーマーの梅原大吾さんに興味を持っている。

梅原さんの本の中に、「勝ちたいなら面倒なことでも取り組んでみる」と書いてあった。

 

筆者にとって、面倒くさいことは「blender」で何かを作ること。

というわけで、blenderも本格的に使うことにした。

石、塩、お酒、ほら貝、滝つぼ部分は、blenderで制作した。

このおかげで、表現の幅が増えたような気がします。

 

滝の部分は、何度も作り直した。

滝行のすすめ2で最も重要な箇所は、「滝」の部分。

そのなかでも特にこだわった部分は以下のとおりです。

  • 滝に打たれたときの重い感じの水
  • 滝壺の音(生のナイアガラの滝の音を使っています)
  • 滝壺の部分

 

これらを実現するために、滝を5回くらい作り直している。改良を何度もした結果、よい作品ができたと思います。

 

「滝行のすすめ2」の弊害?それを超える作品が作れない?

「滝行のすすめ2」は、すべての好条件が揃ってできたものと思う。

その弊害なのか、困ったことに、「滝行のすすめ2」を超える作品が生まれる気がしない。

なぜなら、滝行2のようにコンセプトがハッキリしていて、これ作りたい!と明確なものがないから。

こればかりは、仕方ないのか?

 

まとめ

以上、Weeklyに取り上げてもらうまでのついてまとめました。

この記事は、筆者の一例に過ぎないが「なぜ、いつも自分のワールドが取り上げてもらえないんだ!」と悶々している人に役立つと幸いです!