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残業は時代遅れ!サラリーマンSEが正しい判断方法を身に付けて仕事を円滑に進めるには

生まれてから40年が過ぎたサラリーマン。仕事がSE。

妻、子供が3人居るのに、毎日終電近くまで仕事しているため、子供の顔を忘れていることも多々ある。

休日も、ゆっくり休めず、お客さんから電話やメールが来たり、上司から問い合わせが来ることも多々あり自分の時間を持つことができない。

 

せめて残業せずに、定時で帰り、残った時間は家族のために使いたい。どうすれば、定時で返ることができるようになるか?

 

その答えは、「正しい判断」ができるようになることです。

 

 

正しい判断できることとは

仕事を進める上で、判断が求められる機会が多くあります。

円滑にビジネスを進めたいのであれば、正しい判断ができることが重要です。

 

正しい判断ができなければ、会社員であればマネージャーなどの役職に就くことができません。独立している人であれば、新しい事業を作ったり、事業を続けることができません。

 

判断一つ間違うだけで、100万円単位のお金(大きいプロジェクトだと億単位のお金)が消えてしまうこともあります。さらに、間違った判断で業務を進めた分、あと戻りが発生してしまい、時間も浪費してしまいます。

 

よって、判断は侮ることができません。

 

 

正しい判断ができるようになると、たくさんのメリットがあります。

 

正しい判断できるになると得られるメリット

 

  • 定時前に仕事を終えることができる
  • 収入が上がる
  • 異性にモテる

 

ぜひ、正しい判断を身につけてほしいと思います。

 

 

正しい判断をするためのプロセス

 

正しい判断するためには次の6つのフローを経過したうえで、判断するのが良いと言われています。

 

  • 事実の確認
  • 事実に結びつく背景の確認
  • 影響範囲を確認する
  • 仮説を立てる
  • 優先順位をつける
  • 判断する

 

 

正しい判断するための6つのフロー

 

正しい判断するための6つのフローを解説していきます。

 

1.事実の確認

自分の推測だけで進めては絶対にいけません。判断において最も重要な箇所です。

 

仕事は、一人で進めるものではありません。かならず、相手がいるものです。

相手が求めているものかどうか、確認した上で進めます。

 

これを怠って、推測で進めると後戻りが大変で、場合によっては、1ヶ月、1年分の後戻りをすることもあります。

 

一例

あなたがSEとします。お客さんから仕様書を頂いて、設計、実装するかと思います。

仕様書を読んでいくと不明点が出てきます。不明点は、お客さんに聞いて正解を頂くのが正しいですが、”自分の力”で解こうとする人が中にいます。自分の力で解こうとする努力は良いのですが、お客さんの立場から見たとき、違っていることがあります。そうなると、間違った認識で進めているため、お客さんから怒られて後戻りすることになります。これは、お客さんに「確認」を取ることによって、防ぐことができます。

後戻りを少なくするためにも、「事実の確認」は、面倒でも非常に重要なことです。

 

今回の例は、「不明点が出てきたら確認」するという明らかに”確認すべき”ところがわかるケースでしたが、やっかいなことに「確認」すべき場所に気付かず、スルーしてしまうケースも多々あります。

 

私も、「確認」すべき場所をスルーしてしまったため、何度も失敗しました。これについては、後日、記事にさせて頂きます。

 

 

2.事実の背景の確認

事実の確認ができたら「事実の経緯・事実が生まれた理由」などを確認します。

同じ事実でも経緯や理由が異なれば判断が全く異なるからです。

 

WEBサイト(WEBブラウザーに表示する部分)の画面案を作った後、お客さんに提出します。

お客さんからのレビュー後、「この画面だと使いずらい、もう少し見やすくしてほしい」と言われたとします。

「見やすい」ってどんなことだろうか?

 

3つほど考えてみます。

・1ページごとに表示する情報量を減らして、コンテンツの量を減らす

・文字の行間を空けて読みやすくする

・文字のフォントサイズを大きくして見やすくする

 

考えてみても、答えを持っているのはお客さんのみです。

お客さんに「なぜ見やすくしてほしい」のか質問します。

WEBシステムを使う人がお年寄りだったら「文字が小さいと読みずらいからフォントサイズを大きくする」。

文章を読むのが苦手な人向けのWEBサイトならば「文字の量を減らし、画像を多くしたい」という答えが返ってくると思います。

 

このようなことからも、事実が一緒でも、理由や経緯(今回の例で言えば、WEBサイトを使う人)が異なれば判断が異なってくることがわかるかと思います。

 

事実の確認ができたら「事実の経緯・事実が生まれた理由」の確認も一緒に行うべきです。

 

 

3.影響範囲を確認する

 

事実とその理由・背景から、影響範囲、メリット、デメリット(リスク)を洗い出します。

 

WEBサイトを作る例であれば、1つの機能を実装するとき、その機能がどこまで(システムを管理する人たちまでか、WEBサイトを使うユーザまでか)影響するか考えます。

 

システムを管理する人たちまでなら、ユーザにまで波及しないので、リスクは少ないと考えられます。

しかし、ユーザにまで影響する機能を実装する場合は、影響反映が広くなるためリスクが高くなります。そのような場合は、テストの時間を多めにとって、不具合などでユーザに迷惑がかからないようにする必要が出てきます。

 

 

4.仮説を立てる

「事実の確認」と「事実の背景の確認」で影響範囲が考えられない場合、「確認が甘い」か「不確定要素が多い」ためです。90%は、「確認が甘い」です。

「不確定要素が多い」ときは、これまで集めた事実から仮説を立てて、推測をします。

 

5.優先順位をつける

これまであつめた事実と仮説を元に優先順位をつけます。

優先順位は「影響度×時間的な緊急性」によって決定します。

 

優先度が高くなる例としては、WEBシステムの例だと、

現在、「すべてのユーザが障害によりWEBシステムが使えない、かつ、すぐにでも直さないとユーザがいなくなる」というようなものです。「影響度」は、全ユーザなので非常に高い、「時間的な緊急性」についても障害を直さないとユーザが離れていくため、優先度が高いと言えます。

 

 

6.判断する

優先順位にしたがって思い切って判断や決断を下す。

ここで悩む場合は、これまであげた「確認」「影響範囲」「仮説」「優先順位」のプロセスが弱いことに起因します。

 

まとめ

いかがでしょうか?

 

仕事を進める上で、判断が求められる機会が多くあります。

円滑にビジネスを進めたいのであれば、正しい判断ができる必要があることがわかったかと思います。

 

正しい判断ができるようになると、定時前に仕事を終えることができる、その結果、自分の時間を多く持つことができる、収入が増え、これまで我慢していたことも実現できるようになります。

 

正しい判断ができるように、日々の仕事を取り組む際、意識してみてはいかがでしょうか?