2020年、東京オリンピックに向けてカジノを合法化して、地域を活性化する動きがあるのは、ご存知かと思います。カジノを合法化すれば、お金を使う人がたくさん出てくるため、景気をよくする事ができるかもしれません。
しかし、その副作用として、ギャンブル依存症の問題が出てきます。
その問題とは、
- ギャンブル依存症の人口がより増える
- 症状がさらに悪化して、よりギャンブルにのめり込み、多額の借金、破産に繋がる
- ギャンブルにのめり込んだ結果、本人だけでなく家族にも借金などの影響が出る
ギャンブル依存症の治療は、自分自身と向き合うことを基本としています。
自分自身と向き合うきっかけとして、クラウドソーシングのお仕事を格安(1件あたり200円程度)でも良いのでやってみる方法があります。お仕事なので、多少のお金を得ることができますし、誰か(お仕事を依頼した人、依頼主のまわり)の役に立ちます。お仕事することで、少しでも治療のきっかけになれば幸いです。
ギャンブル依存症の治療とクラウドソーシングのお仕事にどのように結びつくか、本記事内で解説していきます。
ギャンブル依存症とは
ギャンブル依存症は、Wikiペディアによると以下のように書かれています。
ギャンブル依存症(ギャンブルいそんしょう、ギャンブルいぞんしょう、Gambling addiction)は行為・過程アディクション(嗜癖障害)の一種で、ギャンブルの行為や過程に必要以上に熱中し、のめりこんでしまう状態である。
依存症は、精神疾患の一つでギャンブルをしないと気がすまない状態を指します。
パチンコや競馬などにのめり込み、勝たないと気が済まなくなり、自分に不利益、有害な結果が生じていても、やめることができずお金を使い続けてしまいます。
問題はアルコールや薬物などの物質依存とは同様に扱わず、依存状態によりその人の個性、背景(なぜギャンブルにのめり込んでしまったのか)に注目します。
ギャンブル依存症になるきっかけ
ギャンブル依存症になるキッカケは様々です。
- ストレス解消のために始めたパチンコが、思った以上にハマってしまった
- 友達とパチンコに行ったらハマってしまった
- なんとなくやってみたギャンブルで勝ってしまった。その結果、勝たないと落ち着かなくなった
- 承認欲求が満たされない(このあと詳しく書きます)
人には、「承認欲求」と呼ばれる欲求があります。「承認欲求」は、誰かに感謝されたり、悩みを聞いてくれることにより「俺、こんなに必要にされている」「俺にはこんなに心配してくれる人がいる」と安心します。
しかし、自分に向き合ってくれる環境がなくなると、「おれ、こんなに一生懸命頑張っているのにだれも見てくれないよ!おれ、何のための生きているんだ!」と承認欲求が満たされなくなります。
承認欲求が満たされないストレスから、ストレス解消のためパチンコなどのギャンブルにはまり、抜け出すことができなってしまいます。
実例
症状
これは、ある20代男性の例(Aさんとする)です。
Aさんも何度もパチンコをやめようとしてきましたが、ことごとく失敗してきました。
パチンコを始めたのが、大学に通い出した20歳頃。就職してもやめることができず、同僚からパチンコのためのお金を借りることになります。返済は、Aさんの親が行ってきました。そのおかげで借金だけで1000万円に膨れ上がってしまったのです。その結果、家族、人生も狂ってしまいます。
お金がないと、(A以外の人が所有する)家財道具を質屋やオークションに出しパチンコの軍資金にします。
もはや、Aさんも自分が異常な行動に出ていることに気付かなくなっていました。
借金は増え続け、Aさん、Aさんの周りまで借金に振り回される毎日になってしまいました。
Aさんは、専門の病院に入院することになります。
退院後、Aさんんは再び働き始めます。
現在、Aさんは同じ悩みの抱える自助グループの仲間と共に回復を目指しているが再発の不安と戦っています。
やめようとしても薬があるわけではないので、寝れなくそうです。
脳機能のバランスを壊すギャンブル
Aさんの例のように、一度、ギャンブルにはまると、ギャンブルだけに過剰に刺激を受けるようになり、普通の人が刺激受けること(映画を見て感動する、人に親切にされて感謝するなど)に対しても、刺激をうけることができなくなります。
つまり、ギャンブルの刺激が脳機能のバランスが崩壊してしまったのです。
どんな治療法があるのか
ギャンブル依存には、以下のような治療方法があると言われています。
専門医に相談する
現在、ギャンブル依存症では薬物の効果は確立していませんが、全国に依存症(薬物,ギャンブル,買い物など)の治療が可能な病院があります。
自助グループに参加する
グループに参加すると、同じようにギャンブル依存で悩んでいる人がたくさん居ます。
自分自身のこころのうちや闇を吐き出す習慣を持つことにより、解決しようとする仲間をもち
問題解決を試みるのが効果的です。仲間の苦労話を聞くのも抜け出すきっかけの一つです。
自分自身を振り返る
近くに自助グループがない、参加してみたけど自分には合わなかったというケースもあります。
そのような場合は、すこし勇気がいることですが、これまでギャンブで使ってしまった金額、失ってしまったものを紙に書き出していきます。
紙に書き出したものを見て、振り返っていきます。
自分自身を振り返る方法の一つとして、クラウドソーシングの業務を利用するのも有効な手段です。
なぜクラウドーソングが依存症の治療のきっかけになるのか?
クラウドソーシングのお仕事には、ギャンブル依存症の体験談を求めているものがあります。
例えば、ランサーズでは以下のようなギャンブル依存症の記事を書く依頼がありました。
実際の依頼内容
ギャンブルにはまっていくまでの状況を教えて下さい。
ギャンブルに依存したことで自分の性格や行動、人付き合いはどう変わりましたか?
ギャンブルをやめたくてもやめられないのはどんな気分ですか?
ギャンブルが原因で生活はどのように苦しいですか?
ギャンブルですってしまったお金があったら、今頃はどうしていたと思いますか?
依頼内容に答えていくことは、苦い経験を思い出すようで嫌なことかもしれませんが、
自分自身と振り向くきっかけになります。
人の役に立ちたいという承認欲求を満たせる
「ギャンブル依存症になるきっかけ」のところでも書きましたが、ギャンブル依存症になるキッカケに「承認欲求」が満たされないというものがありました。
クラウドソーシングのお仕事でギャンブル依存の体験を書くことが、誰かの役に立つことになります。
体験記を書くお仕事はのギャラは、1000円未満と少ないです。
しかし、治療費がかからない、むしろ1円でも収入が発生すると考えれば、消して安い金額にはならないと思います。
誰の役に立っているのか、相手の顔がわからないので認識することができませんが、体験を書くことが誰かの助けになっていることは間違えないです。
あなたのギャンブル依存のつらい経験を書くことにより、それを読んだ人が、依存状態から立ち直る何らかのヒントを得ることできます。よって、人の役に立ちたいという承認欲求を満たすことできます。
クラウドソーシングのお仕事は、基本的に本名はクライアント(仕事の依頼者)に知られることがないので、比較的手軽に作業できます。
まとめ
記事の後半で、クラウドソーシングのお仕事を通して自分自身を振り返る方法を紹介しました。
失った人間関係、お金、信用を振り返るのは辛いものです。
それでも、もしクラウドソーシングを使って、これまでを振り返ることにより、依存症をすこしでも解決したい思ったら以下をクリック。
お仕事を通して、すこしでも治療のきっかけになれば幸いです。
この記事を書くのに参考にしたサイト
大石クリニック・ギャンブル依存症とは?
http://www.ohishi-clinic.or.jp/sono_gya.html