背景
この日記を書いた時期は以下の通り
- リーマンショックで大不況だった
- 転職した会社を試用期間で退職させられた
- 退職させられた理由は、お客さん先でミスを連発して「使えない」と見なされたから
- まさに、会社を解雇される寸前
日記本文
常務に呼ばれてこう言われた。
常務 |
3ヶ月間の試用期間中に「解雇」という形になってしまったのでは、今後、君の就職活動が困難になると思う。それなら「一身上の都合により退職」にしたほうが良いと思う。どうかね?
そして自己都合用の「退職届」を渡された。それを提出したら「解雇」でなく「自己都合退職」になる。というわけで、「解雇」という形でやめるか「自己都合退職」でやめるかの選択をすることになった。今度、就職活動をやるのであれば、どちらのほうが比較的楽に就職活動できるのだろうか・・・。
すぐには、決められなかったので26日まで返事を待ってもらった。
■解雇(会社都合の退職):
職務経歴書にそれを書くと、自己都合よりもマイナスになるような気がする。それだと、面接行く前の書類選考で落とされそうだ。常務から会社の業績自体が悪化していて、売上げが落ち込んでいるという話も聞いた。次の会社の面接で「会社の売上げが落ち込んでいる」と話しても良いが、それでも3ヶ月間の試用期間中のことを持ち出されたら回答に困るな・・・。解雇の一番の理由は、「会社が求めているスキルが足りなかった」という点であること。「解雇」のメリットといえば、雇用保険でもらえる金額の額が自己都合よりも多いことぐらいかな。それなら、自己都合にしたいところでもあるが・・・。
自己都合:
3ヶ月でやめたとなると、忍耐力がないと見なされそうだ・・・。面接になったとき、どんな理由でやめたと言えばいいのかわからない。
例えば・・・
体調を崩してしまった
周りから期待されすぎて、それに答えようとして精神的にきつくなった。
いい方法が思いつかないな・・・。
雇用保険でもらえる額を考えると、「解雇」扱いにしたほうが良いのだが、就職活動が比較的楽に進められるほうがいいと思う。
今日、会社帰りに池袋のハローワークに行ってきた。
そのとき、担当者の方に「常務に自己都合退職を薦められた」旨を話した。それによると、自己都合なら「仕事が合わなかった」という理由を面接で言えばいいし、解雇なら「スキルが足りなかったこと、人員整理」を言えば良いのではと言われた。よって、どっちもどっちだな・・・。
ハローワークには、19時(閉館時間)だというのに30人くらいの人が居た。
この不況、仕事がない人がたくさんいるんだなと改めて思い知った。
そんな現実を目の当たりにすると、余計に人生がつまらなく感じるな・・・。
本当に生きる価値すら見出せなくなるよ・・・。
今の会社、ここ10年間で自分と同じように試用期間中に解雇された人は、十数人いるとのことだった。この数値って、大きいのか少ないのか・・・。
さて、「解雇(会社都合の退職)」と「自己都合の退職」を選ぶとしたらどっちがましかな・・・。この選択は、すごく迷うな・・・。
その後は・・・
ハローワークを巻き込んで会社都合の退職にしてもらった。
当時は、これまで一緒に働いてきた同僚に、「解雇されました」と言うのが、恥ずかしくていえなかったなぁ・・・。
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